超ド迫力バトルシミュレーター

アイデアコンテストに出展したエアガンを搭載した２台のラジコン戦車で対戦するゲームシステム。
戦車には無線テレビカメラが搭載され、操縦者は舞台全体や移動する自らの戦車の外観を見ることはできず、搭載カメラ画像のみを見て戦車に「乗車している」視界感覚で操縦を行う。建物を模したダンボールの「街路」をそのカメラ画像でよけながら相手を探して対戦する。
そのようにして下右の写真で左にいる操縦者は、眼前のテレビ画像だけを見て戦車を操縦する。
相手戦車のエアガン弾を被弾すると、戦車車体内の音センサ信号をフィルタ回路で処理した「被弾」信号が、左写真中央のカウンタ回路に無線で送られ、モニタに表示される（これはTompeiが学生時に行ったロボットゲームの焼き直しであったが）。
搭載カメラだけを見て操縦すると、迫力があり、数分間の操縦で酔うお客さんもいた。左写真の中央やや左下に、砲塔部分に無線テレビカメラを搭載した戦車がいる。優勝は逃したが入賞して賞金はもらえた。

中央やや下に戦車がいる。操縦は中央やや右上の人（７１と書かれた紙札の左奥遠方）が右写真のようにテレビモニタを見ながら行っている。もう１台は充電中で「Ｂ」の札のところに待機。エアガン主砲にはＢＢ弾を発射できるものを備えたが、会場では危険とされて、結局、無線テレビカメラ以外は取り外し、ただのシミュレータとしてデモした。それでもいくらか遊んでもらえたが、戦車の充電が間に合わないという別レベルのトラブルに見舞われていた。

エリア外にいる左の操縦者は、テレビモニタのみを見ながら右の街路模擬エリア内の戦車を操縦して対戦した。箱には簡単な標識なども描いてあり、それらが結構迫力を持って迫ってくるのが楽しかった。今時は技術的にあまり意義はないが、当時は、モニタを大画面にする等すれば、なかなかのものにできたと思う。