2008 岐阜基地航空祭 その２
２００８年１１月３０日（日）、航空自衛隊岐阜基地において盛大に行われた飛行展示主体の航空祭です。他のコンテンツでは地上展示のものが殆どですが、機動飛行、エアロック、ブルーインパルスのデモ、そして、一度は観ておきたかった異機種大編隊など見ものはいっぱいです。開場と同時に入りましたが、午後になると観客で一杯で、来場客は１１万８千人であったそうです。（2008/11/30）
広大な岐阜飛行場の南東上空を遊ぶように飛行するS-2B（左写真中央左下）
ブルーインパルス機（T-4中等練習機を使用）の発進前のスモーク噴出確認中。確認ＯＫ後、すぐに発進した。
発進したブルーインパルス。6機が登場したが、先ずうち4機の登場。
スチル写真でなく、実際の高速飛行を見ると、その緻密な機体操縦に感心させられる。
迫力の５機編隊機動
ブルーインパルスで使用されている中等練習機T-4は全長約13.0m×全幅約9.9m×全高約4.6m。最大離陸重量は約7.6ｔと軽量である。最高速度はM0.91、巡航速度約1,300km。固定武装はない。
最高速度では、先代の高等練習機T-2ブルーインパルスの方が上回る。
デモ時は雨が降るほどではないが、暗い厚い雲が部分的に発生した。
バックのその雲に対し白いスモークが光るように美しい。
コークスクリューと呼ばれる、直進する左機の周りを右機が周回しつつ飛行する演出
全演技を終えて、戻って行く6機のT-4ブルーインパルス機
C-1輸送機を先頭に、F-4、T-4、F-2、F-15、最後尾はF-2の「異機種大編隊」
フォーメーションを変えての異機種大編隊。違う種別、世代が違う航空機が比較できて面白い。
標準塗装のT-4中等練習機
このF-2支援戦闘機は、増槽を付けた状態で地上にいるとどうも格好が悪い。
敢えて言うなら「重戦闘機」で、その重厚感は迫力がある。そのエンジンには、先代のF-104に1機搭載されたゼネラルエレクトリック社製J79エンジンを2基搭載している。太平洋戦争末期に開発されたファントムがあるので、正式にはファントムIIであるが、一般的には本機をファントムと呼んでいる
性能はF-4ファントムIIを凌ぐが、F-4の後に見ると、軽戦闘機であるかのように華奢に見えてしまう。
左は単機で飛行するC-1輸送機。急旋回、ローリングなど、非常に良好な飛行特性を見せてくれた。
やはり迫力では抜きん出た感のF-4ファントムII
手前は駐機中のT-4ブルーインパルス機。奥からC-1が着陸しつつある。
ショーも終って帰還するT-4ブルーインパルス機。
帰還するT-4ブルーインパルス機がスモークを噴かしながら最後のデモを見せてくれた。午後4時頃の撮影。
主翼を畳んで展示されていたE-2C。亀のような奇妙な格好の老兵で
あるが、未だに航空自衛隊の指揮中核を担うハイテク機である。
双発ジェット機U-125。探索救難機等としても使用されている。
輸送救難練習機T-400。双発のジェット機で、総重量は約7.3ｔ、最高速度は約M0.78、航続距離は約3,100km。
陸上自衛隊から参加の対戦車ヘリコプターAH-1S。下から見たシルエット幅の狭いコンセプトがしっかりした機
他の機に続き帰還するC-1輸送機。茶系の色の塗装をしており、下から見上げると中々の迫力である。
殆どの航空機が帰還した後の滑走路の北側から、南西方向を眺めたところ。
終了後、片付け中の格納庫。F-2が牽引されて行こうとしている。
夕陽で逆光に映る、左からF-15、T2-CCV、F-4EJ。
航空機も移動させる牽引車
