東京モーターショー2009

2009年10月24日（21日からプレス）から11月4日まで約2週間にわたり、千葉幕張メッセで開催されました。今回は世界的な不況、日本自動車市場の冷え込みもあって、華やかな展示の主要欧米勢は殆ど参加辞退という異様な国際ショーとなり、商用車は別開催、２輪車も辞退があり２輪車まとめての展示はありませんでした。従ってかなり地味な展示でしたが、世界的な「省エネ」「環境」を主体としたクルマ、展示に明確なシフトが見られました。国内メーカーではどこも何らかのEV（電気自動車）、ハイブリッド車、そしてPlug-inハイブリッド車などの展示が目立ちました。2007年のショーでも同様なクルマの展示はありましたが、今回は現実性が高いものが多かったです。もちろん、ハイブリッド車などは既に発売されているものが多いですが、EVでも発売されたものがありました。しかし、欧米勢の不参加で、いわゆるカッコイイ、走り回りたくなるようなスポーティーなクルマは少なく、「エコ」イメージのまるっこいようなものが目立ちました。以上のような厳しい状況から、クルマに寄り添う華、コンパニオンも目だって少なかったです。景気回復以上に、魅力あるクルマの一層の登場を望みたいところです。